第1 一般概要 事業及び活動報告書

Ⅰ 法人の概要

今年度から茅ヶ崎市内の児童クラブの運営は、茅ヶ崎市内を「教育・保育提供区域」に基づいて5ブロックに分割されたブロック毎の運営に変更されました。今年度は、5ブロック全部の「児童クラブの管理運営者」に選定された指定管理者として、平成29年度から4年間の指定期間が始まった最初の年でした。

指定管理者選定等委員会で指摘された『多くの規定等について、その内容が実際の職員に理解されているか』の疑問に対する取り組みとして、毎月「業務試験」を試行実施しました。受験対象者は、6時間・8時間・嘱託の常勤職員としました。試験では、「児童クラブ運営指針」「クラブ運営規約」等の内容を、7回の確認試験と2回の総合試験で行い、総合試験の結果は12月賞与の評価項目にも反映させました。この試験は、支援員の資質向上のためにも有効と考えます。現在、利用者アンケートでも児童の学習フォローについて、保護者の方からの要望が多いため、小学校の国語・算数・理科等の内容も、支援員に理解させる必要もあり、試験の内容に入れていこうと考えています。

夏休み等の子どもたちへの「弁当作り」は、働く保護者にとっては大きな課題です。保護者の支援とサービス向上のために、今年度から夏休みの期間、給食事業者から弁当の配達が可能となりました。大人向けの弁当のため、味・量等色々課題はありますが、時間をかけて子どもたち向けのお弁当へ改善されていけば良いと考えます。

児童の登所・帰宅時の送迎することを主な業務として、6月から今宿・鶴嶺児童クラブへ、茅ヶ崎市シルバー人材センターに登録する高齢者の方の派遣依頼を開始しました。児童の送迎以外は、保育準備(工作・展示物の作成)、環境整備(清掃・玩具遊具のメンテナンス)等の業務に当たり、今後どのような業務や事業に展開していくのか時間をかけて取り組む必要があると思います。展開の方向性は、シルバー人材センターに登録している方が、どのような分野の趣味や経験を持っているかにかかっている状態で、高齢者の方達の新たな取り組みとして期待していきたいと考えています。

Ⅱ 事業の概況

1 業務の概況

放課後児童健全育成事業(児童クラブ)
ブロックの組織は、ブロックの統括を目的に「エリアマネージャー」を置きました。ブロック内にはエリアマネージャーを補佐するための「クラブマネージャー」を必要数置きました。各クラブには支援単位ごとに担任を置き、組織だった動きを必要とする管理運営の仕組みをつくりました。
これまで児童の対応が中心的業務であった職員が、マネージャー業務で発揮しなければならないリーダーシップやマネジメントスキルを身につける必要があり、実践形式で「マネージャー会議」「エリアマネージャー会議」と称した研修を、一年間実施しました。この研修の中で「利用者アンケート」の結果を用いた「問題ゼロPJ」もクラブの職員全員参加で取り組み、日常業務の改善意識を持たせるきっかけ作りを行いました。今後も日常の業務について、「改善意識」を持つことが必要であると考え続けて欲しいと思います。将来的に職員の中から法人の経営に携わる人材の育成発掘や事業計画書・指定管理者指定申請書等を作成するために必要な知識を得るために「事業分析会議」と称した研修も設け、毎月、法人全体・ブロック毎・クラブ毎の経営状況や収支状況の分析と簿記の講義を主に一年間実施し、事務局の会計担当等関係者全員が受講しました。
子ども達の成長を支援していく事業計画の進捗方法については、指定管理者指定申請書で計画した「地域の特性を考慮した保育」「小学校ふれあいプラザとの連携」「地域との連携」「学齢に応じた保育サービスの提供」のカテゴリーごとに提案した内容を、前年度との継続性を考慮しつつ試行的に進めていきました。
クラブは、在籍する児童1~3年生は87%の割合で、低学年が中心となります。高学年は、第1ブロック37名、第2ブロック2名、第3ブロック43名、第4ブロック18名、第5ブロック7名の状況です。第2ブロックと第5ブロックは、高学年で提案した内容を実施できなくてもやむを得ないという状況です。
「学齢に応じた保育サービスの提供」では中学年で提示した「冒険しようデイキャンプ」、高学年で提示した「手作りの竿を使った魚釣り」「採ってきた食材でおもてなし」「サバイバルキャンプ」「一から始める家づくり」「土からつくる農業」の野外活動の内容を提案した部分は、前向きな取り組み結果には至りませんでした。
野外活動の取り組みは、例えば「キャンプインストラクター」の養成やそれらの体験活動をバックアップする安全管理等の知識を持ち合わせた職員の育成も必要となります。これまでの体験活動の取り組みは、どちらかと言えば体験場所に引率して参加させる方法が多く、支援員が全て自前で計画実施するだけの経験等を持ち合わせていないことと、新しい年度のブロック毎のエリアマネージャーが決まっていない状況で、必要な準備を前年度から取り組み、誰かが率先して事前準備をしていく状況にはなりませんでした。

長期休暇対策事業
昨年開設した今宿教室は、児童クラブの待機児童対策のために、今宿・鶴嶺児童クラブの3クラス目に転用され、今年度は東海岸教室のみでの活動となりました。
4月からのスプリングスクール第Ⅱ期では、「クラブ科学教室」による紙コップを使ったスピーカー作りと電気の仕組み、日産横浜工場の見学では、自動車エンジンの仕組みについて学びました。
サマースクールでは、農業体験や調理体験、科学教室の他、読書感想文教室や電気教室、夏祭りを実施しました。また、例年保護者からの要望が多かった「戦争についてのお話」を「神奈川県遺族会」の方にご協力をいただき実施しました。他にもサーフィン体験やセーリング体験は、児童の安全確保の観点より参加人数を限定し、別途申込制でのプログラムとして実施しました。同じく別途申込制として開催した宿泊キャンプは、8月8日~10日の2泊3日で38名が参加しました。別途申込制のプログラムは全てキャンセル待ちが出るほどの申込があった為、30年度の開催に向けて人数や申込方法等再度関係機関と調整を行いながら検討していく予定です。
ウィンタースクールでは、毎年人気のおもちつき体験や保護者から好評な書初め教室をはじめ、しめ縄作りや全国高等学校かるた選手権大会個人の部優勝者による百人一首の講座等、この時期ならではの内容を計画し、他にも食品作り体験や「みなとみらい散策」等、子ども達から要望があったプログラムも実施しました。
3月からのスプリングスクール第Ⅰ期では「安心・安全」をテーマに開催し、東邦チタニウム工場や横浜市民防災センターの見学、「スマホ・ケータイ安全教室」を実施しました。茅ヶ崎市堤にある「湘南やぎの里」で春の一日を過ごし、茅ヶ崎の豊かな自然を楽しみました。

放課後児童の交流事業
今年度は、職員による工作や体験教室、「NPO法人かながわ子ども教室」の科学教室、地域のボランティアの方の工作・体験教室を開催しました。絵本専門店メッゲンドルファーの「しかけカード・えほん教室」や株式会社プレンティーズの「作ってみよう!アイスクリーム教室」等、全43回の教室を行いました。
職員による教室では隔週毎の編み物教室、地域の方の体験教室では11月から月1回の将棋教室を開催し、これらは定期的開催となりました。
また、11月25日には事業実施状況の発表を行うと共に、近隣の住民の方との交流を図ることを目的として「フェスティバル」を開催しました。フェスティバルでは職員や地域のボランティアの方による工作教室の他、茅ヶ崎市食生活改善推進団体の方にご協力をいただき、とん汁やおにぎりの販売も行いました。初めての開催にも関わらず、多くの児童・保護者に参加いただくことが出来たものの、目的の一つである近隣の住民の方との交流という部分が達成されなかった為、平成30年度開催時の課題として引き継いでいきます。
平成28年度からの課題として、交流事業の認知度を上げる為に行っている「一斉メール配信システム」を利用した児童クラブ利用保護者へのお知らせメールの配信は、継続して行いました。また、6月よりLINEを利用したお知らせの配信も開始しています。こちらは登録者が50名程度から伸びていないというのが現状の為、改めて周知を行っていきます。

保育園事業
今年度の事業所内保育園は、3年目を迎えました。昨年と同様の保育内容で、4月の「こいのぼり会」に始まり、「七夕会」「夏のプール遊び」「遠足」「クリスマス会」、年明けの「豆まき会」、3月の「ひなまつり会」まで、季節の行事、伝承行事に楽しんで参加、触れ合うことができました。園外行事の茅ヶ崎公園への遠足では、戸外でのおやつ、広い公園内の大きな遊具に、園児たちの笑顔があふれました。保護者参加の行事として、「おやつ試食会」には多くの保護者が参加し、当園の栄養士の説明を聞きながら、園児たちと一緒におやつを試食し、好評であったと同時に食育への関心の高さが窺えました。

教育事業(学研)
学研教室の理念に基づく指導方針のもと、個々の学力にあった教材で繰り返し学習することで基礎学力の定着を図りました。家庭学習の習慣がついている子どもたちが増え、家庭学習の積み重ねが成績に繋がっているようです。今年度は、毎年行われる学研主催のテストに加え、世界最大級のオンラインで参加できる「第5回世界算数大会」にも希望者が参加し、算数・思考力の測定の場として活用しました。秋には保護者面談を行い、テストの結果や日頃の教室の学習の様子と今後の課題、家庭での様子や宿題についてなどを話し合い、学力向上の連携と関係性の強化を図りました。また、通常の教室学習の他、子どもたちの交流のイベントとして読書活動やお楽しみ会、カルタ大会を開催しました。読書活動では図書の本の貸出を行い、一部の学年では国語の教材を利用して本の紹介作文を書く機会を設け、作文を掲示して他の子どもたちに紹介をしました。夏休みにはお楽しみ会を開き、子どもたちの発案で「スライム作り」を行いました。はかりや計量カップを使って分量を量って作り、うまくできない友達にアドバイスをしたり一緒に計量したりするなど、異学年の友達とも共同して作ることができました。この体験活動では、量感を掴むという学習面での利点の他に共同作業を通してコミュニケーションを図るという利点もあるため、学習時にはなかなかできないこのような機会を、今後も設けたいと考えています。春休みにはカルタ大会を開き、手作りカルタとことわざカルタに挑戦しました。普段ことわざに触れる機会があまりない子どもたちですが、絵札を見て意味を考えたり、意味から絵札を探したりして楽しむ姿が見られました。

2 利用児童の概況

放課後児童健全育成事業
平成29年度茅ヶ崎市児童クラブの定員1,633名に、1,544名の児童が登録されました。

長期休暇対策事業
4年目となる長期休暇対策事業は、年間を通して利用者が増加することとなりました。その要因としては、低学年児童のクラブ利用者が増加し、それに比例して入所待機となった高学年児童が増加したことが挙げられます。
スプリングスクール4月期には、児童21名の登録がありました。
サマースクールには、過去最多の児童102名の登録がありました。平成28年度は東海岸教室と今宿教室との二ヶ所で開催しましたが、今宿教室は近隣地域の待機児童の増加により平成29年度から放課後児童クラブとして施設を利用しています。その為、サマースクールは東海岸教室で3クラスに分かれての開催となりました
ウィンタースクールでは、児童36名の登録がありました。
スプリングスクール3月期では、児童22名の登録がありました。

放課後児童の交流事業
今年度実施したクラフト、工作、体験、科学、編み物、将棋の各教室は、全43回159名の利用者数になりました。学区別では柳島を除く18学区からの参加があり、東海岸・茅ヶ崎・浜須賀の3学区83名は52%を占め、海側の6学区98名は62%を占めています。学年別では3年生まで122名で77%を占め、1回の利用は91名で57%、2~5回は51名で32%になりました。開催場所に隣接した学区では多くの利用者が参加しています。この事業も開催場所が増加していけば、利用者数が増加していくものと思われます。

保育園事業
今年度は進級児6名と新入児3名を迎え、0歳児1名、1歳児4名、2歳児4名の9名でのスタートです。

教育事業(学研)
今年度は、8名からのスタートです。

3 職員の概要

児童クラブ
今年度児童クラブに従事する支援員は、常勤職員39名、パート職員86名でスタートしています。今年度入社した常勤職員は、4月3名、7月1名、9月1名の合計5名です。退職した常勤職員は、自己都合3名です。
パート職員の処遇改善や最低賃金の改善が進んでいることから、時給が上昇傾向にあり扶養の範囲内で勤務する職員の勤務時間が減っています。このことを改善するには、常勤職員の増員をする必要があります。
常勤職員の状況は、落ち着いた一年であったと考えています。今後は、4月採用の中途入職や新卒採用者の社内での「人材育成」が必要だと考えています。採用当初から会のミッションやビジョン、主要業務に対する知識等組織での人材育成の取り組みが必要と考えています。

保育園事業
保育園事業は、3年目になり新しく園長を迎え少人数保育園の良さでもある家庭的な保育ができる新たな体制づくりとより質の向上に向けた保育園づくりを目指した一年でした。常勤職員は、保育士は4名、パート職員は、保育士1名、栄養士2名、事務員1名のスタートです。常勤職員は3月末1名退職で、パート職員は保育士1名が4月末に退職し、5名のパート保育士を採用しました。

4 運営の概況

児童クラブの管理業務
事故報告書から管理業務の状況を報告します。「事故内容 補足」に区分された「傷病・賠償・物損・労災・その他」に分類された事故の件数は、傷病48件、物損44件、労災6件、その他23件で合計121件の事故が報告されました。児童の傷病の内訳は、骨折6件、捻挫3件、打撲8件、裂傷22件、その他9件になります。骨折6件の内訳は、転倒3件、打撲2件、その他1件になります。傷病の学年別は、1年生16件、2年生12件、3年生7件、4年生6件、5年生5件、6年生2件になりました。
物損44件は、児童が起因とするもの8件、その他経年劣化等が起因とするもの36件となりました。今年度から、登校時間前に警報が発令され、登校時間の遅延時にクラブは8時開所となりました。登校前警報発令による開所遅延は10件、支援員の連携ミスによる開所遅延は6件ありました。

財務状況
平成29年度法人全体の収益は、502,352,064円(児童クラブ事業461,554,583円、保育園事業24,428,600円、長期休暇対策事業14,649,236円、その他1,719,645円)でした。
法人全体の費用は、491,667,087円[事業費441,028,539円(人件費334,899,585円、その他事業経費106,128,954円)、管理費50,638,548円(人件費30,780,131円、その他管理費19,858,417円)]で、当期経常増減額は10,684,977円になりました。退職給付引当金取崩額765,000円が加算され、一般正味財産期首残高30,601,062円の合計額42,051,039円が一般正味財産期末残高となり、次年度へ繰り越されます。
今年度から児童クラブの運営が一括運営からブロック毎の運営に変更となり、児童クラブ事務管理費収益はなくなり事業収益に含まれる扱いになりました。
今年度「退職金規程」が制定され、平成30年4月1日からの施行となりました。
これまで職員の退職金は、月額3,000円を積み立てた「特定退職金共済」のみでしたが、次年度以降退職する職員の退職金は、「基本額に勤続加算された金額」に「勤続年数に応じた支給率」を乗じ算出された金額が上乗せされ支給されるように変更されます。
今年度末に退職する職員1名と次年度以降退職する職員とでは、退職金額が異なるため救済措置を講じる必要があるとし、嘱託職員等として継続勤務している職員5名には会に功労があったと判断し、在職職員分と合わせた退職給付引当金繰入額14,172,750円(事業費12,216,750円、管理費1,956,000円)を計上しました。
児童クラブ事業のブロック毎の運営状況を、別表8で報告します。

第2 管理業務の状況

1 役員等
・理事7名、監事2名が任期中です。

2 会議等
(1) 総会
本年度の総会を以下の通り開催しました。
・第13回定期総会
 ⅰ開催日 平成29年6月25日(日)
 ⅱ場  所 ちがさき学童保育の会 事務局 2階ホール
 ⅲ議決事項 
  第1号議案 平成28年度事業及び活動報告承認に関する件
  第2号議案 平成28年度決算報告承認に関する件
  第3号議案 平成29年度経営方針(案)及び運営方針(案)承認に関する件
  第4号議案 平成29年度事業計画(案)承認に関する件
  第5号議案 平成29年度予算(案)承認に関する件

(2) 理事会
本年度理事会を、別表12のとおり開催しました。

第3 事業の状況

1 放課後健全育成事業に関する事業
児童クラブ事業
○内  容
日  時 通年
内  容 放課後児童の健全育成
場  所 市内19学区
対象者数 19小学校区在籍児童とし、受益対象者延16,959名
支出額 438,360,691円

○事業の成果
保護者が就労等により昼間家庭にいない小学校児童の授業終了後、適切な遊び及び生活の場を与え、その健全な育成を図ることができました。

職員の研修に関する事業
○内  容
日  時  通年
内  容  関連団体等の研修に参加
場  所  関連団体等の施設
対象者数  職員延1,305名
支出額  5,916,698円

○事業の成果
職員を対象に、別表7に示す受講状況のとおり関連団体等が企画した研修への参加や講師を招いて基本的な知識を習得させる等の自主研修を実施しました。また、神奈川県主催の「放課後児童支援員認定資格研修」は、今年度職員42名が受講し資格を取得しました。今年度から、昨年までの全児童クラブ一括運営から市内5ブロックに分けた運営方法に変わりました。各ブロックにマネージャー職をおき、ブロックを運営するために必要なスキルを、一年かけて実践しながら習得できるように実施しました。

長期休暇対策事業
○内  容
日  時 スプリングスクール平成29年4月1日(土)~4月4日(火)
     サマースクール  平成29年7月21日(金)~8月30日(水)
     ウィンタースクール平成29年12月25日(月)~1月6日(土)
     スプリングスクール平成30年3月26日(月)~3月31日(土)
内  容 高学年児童の健全育成
場  所 東海岸教室:茅ヶ崎市東海岸南2-6-14長尾ビル
対象者数 茅ヶ崎市内に在住する小学校4年生~6年生
支出額 14,164,311円

○事業の成果
平成30年度のサマースクールは、鶴嶺小学校の教室利用が決まっています。鶴嶺地区周辺に限らず、市内の児童クラブのほとんどで待機児童が発生していることからも、今後も長期休暇対策事業利用者の増加が見込まれます。利用者の増加に伴い、児童同士の交流や仲間づくり、安全面の確保等の新たな課題も出てきています。今後はグループワークを取り入れ、子どもたちの居場所作りに力を入れると共に、職員の研修参加等を通して質の向上を目指していきます。

放課後児童の交流事業
○内  容
日  時 平成29年4月~平成30年3月の土曜日
内  容 小学生が継続して参加できる交流会
場  所 茅ヶ崎市東海岸南2-6-14長尾ビル
従事者数 NPO法人かながわ子ども教室及び地域の講師等
対象者数 茅ヶ崎市内に在住する小学生
支出額 448,679円

○事業の成果
課題として挙がっていた事務局以外での開催については、平成29年度は現状維持となりました。原因としては児童クラブには土曜日の利用者もいる為、開催場所の確保が困難だったという点が挙げられます。しかし保護者からは近隣での開催を求める声もあり、教室終了後にお渡ししているアンケートの回答でも「外で行うプログラムもやって欲しい」という意見もあるので、児童クラブでの開催の他にも地域の施設や公園等を使った教室も検討していきたいと考えています。今後は地域資源を活用し、地域に根差したイベントの企画ができるよう地域の団体を中心にネットワーク作りを進めていきます。

2 保育園に関する事業
小規模型事業所内保育所「かもめ保育園」の運営
○内  容
日  時 通年
内  容 職員の子ども及び地域の子どもの保育
場  所 茅ヶ崎市東海岸南2-6-14長尾ビル
対象者数 職員の子ども1名、地域の子ども8名
支出額 31,706,262円

○事業の成果
今年度の新たな取り組みとして、南地区児童クラブの在籍児童との定期的な交流や「ほっとカフェ」に来る地域の乳幼児とその保護者との交流を始めました。また近くに開園した「ピノキオ幼児舎茅ヶ崎保育園」が連携園に決まり、説明会も開催しました。

3 教育に関する事業
学研教室の運営
○内  容
日  時 通年
内  容 幼児・小学生向けの国語・算数・英語学習の提供
場  所 茅ヶ崎市東海岸南2-6-14長尾ビル
対象者数 職員及び地域の児童
支出額 1,032,905円

○事業の成果
会員数については、無料体験から3名の入会がありました。中高学年よりも幼児や低学年の問合せが増えてきています。ホームページを見てお問い合わせをいただき、そこから入会に繋がっているので、今後も定期的な更新と現会員への内部の充実を図っていきたいと考えています。

4 コミュニティ保育推進事業
コミュニティ保育「ほっとカフェ」の運営
○内  容
日  時 平成29年6月~平成30年3月の毎月第3水曜日
内  容 地域のコミュニティ保育の推進
場  所 茅ヶ崎市東海岸南2-6-14長尾ビル
対象者数 地域の乳幼児
支出額 37,601円

○事業の成果
乳幼児は、ボランティアの方と職員が保育をし、その間保護者の方はコーヒー等を飲みながら談話をしてもらいました。年度の後半は保護者同士の輪が広がり、育児の話題が尽きないようでした。年度途中11月からかもめ保育園2歳児との交流が始められました。