第1 一般概要 事業及び活動報告書

Ⅰ 法人の概要

令和3年度は、新型コロナウイルス感染症のまん延が昨年同様続いている状態での運営で、児童クラブをはじめとし、保育園、その他事業の各施設でも、休業等がない状況で運営ができたことは幸いでした。

放課後児童健全育成事業の部門は、茅ヶ崎市児童クラブの指定管理者として選定された2事業者によって運営される最初の年度です。当法人は、担当する第3及び第4ブロックの指定管理者としての運営と委託事業者としての2児童クラブの運営を行いました。「茅ヶ崎市児童クラブ待機児童解消対策」等に基づき、今年度は松浪・緑が浜小学校区内に事業実施者の募集がされ、応募し選定されました。

保育園事業の安定的な運営を構築するため、改善の手始めとして令和4年度から利用実績が少ない職員枠6名を3名に減らし、地域枠を3名増やす申請を実施しました。また利用見学に来園した保護者の方には、気に入っていただけたら、希望する園の第1順位にしてもらえるよう、職員に必ず口添えをするように取り組んでもらい、令和4年度4月は地域枠いっぱいの12名の園児でスタートします。

機能を集約し効率的な運営を行うため、1月にNTT東日本茅ヶ崎ビルの一部を改修し、2月末に事務局の移転を実施しました。3月にNTT東日本茅ヶ崎ビルへ本店移転の登記を実施し、事務局とこどもみらい事業部の機能を集約する作業は完了しました。

Ⅱ 事業の概況

1 業務の概況

(1)放課後児童健全育成事業(児童クラブ)

当会が継続して担当した茅ヶ崎市の公設児童クラブの運営は、今年度は大きな問題もなく運営ができました。新しい指定管理者である法人が担当している区域の児童クラブも、引き続き当会が運営しているものと勘違いしている保護者の方が多くいるようです。年度末の3月に、当会が担当していない児童クラブについて、保護者の方から運営についての「ご意見」が寄せられ、当会のHPを使って、回答しました。

児童クラブで実施する活動の質は、職員の得意不得意によって大きく左右されます。遊びに関しての知識や野外活動、工作技能等を習得するための取組みの機会を与え続けることは、法人として必要なことです。今年度は、ボーイスカウト経験者にコンタクトをとり、令和4年度職員向けの野外活動研修に、手始めとして携わってもらうよう準備をすすめています。

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、運営する児童クラブが茅ヶ崎市に点在していることは、職員一同が会しての活動が制限されてしまい、職員同士の関係性が希薄になっていました。連絡事項の伝達や情報の共有を目的に、今年度4月から当会運営の全児童クラブでオンライン朝礼を開始しました。

茅ヶ崎市内で当会が運営する児童クラブは、公設児童クラブ、委託児童クラブ、民設児童クラブの3種類が存在します。公設児童クラブは指定管理者として、委託児童クラブは委託事業者として、民設児童クラブは待機児童解消対策として選定された事業者としての位置づけになります。公設・委託児童クラブは、児童クラブとしては同一内容の児童クラブです。当会が新たに運営する民設児童クラブのブランド名は「学童保育 晴れハレ」という名称で統一しています。

今年度開設の西浜小学校区の児童クラブの名称は「学童保育晴れハレにしはま」にしました。来年度開設の松浪・緑が浜小学校区の児童クラブは「学童保育晴れハレへいわ」となります。

「学童保育晴れハレへいわ」は、緑が浜小学校区内にある㈻平和学園の敷地内の建物に、令和4年度4月開設に向け、平和学園小学校にある学童保育「平和クラブ」の名称も引継ぎ設置することになりました。10月初めに設計が開始され、12月から工事をはじめ3月15日に引き渡され、3月25~27日の三日間の内覧・利用説明会を開催しました。

茅ヶ崎市の公設・委託児童クラブの育成料と延長料金は20,000円以内に収まるように全て統一された金額で運営されています。違いはおやつ代のみですが、当会が公設・委託児童クラブを全て運営していた時期は、おやつ代もすべて1,900円で統一され、第3及び第4ブロックと委託児童クラブは、そのまま引き継がれ運営しています。

「学童保育晴れハレ」は、全学年月額15,000円の育成料と1,900円のおやつ代、延長料金300円で統一されています。また公設・委託児童クラブとの違いは、クラブ内で別料金の事業が実施できることです。今年度「晴れハレにしはま」では、英語、習字教室を実施しています。
今後もクラブ内で実施できる事業を模索していきます。

茅ヶ崎市の公設児童クラブになる以前の学童保育所は、全て保護者会で運営され、学童保育所を利用する児童の人数の多さや借家の家賃によって、育成料や延長料金、支援員の給料やおやつ代等が決められて、保護者会も毎年違う保護者で運営され、全ての学童保育所の運営内容がばらばらの状態でした。茅ヶ崎市内のすべての学童保育所を運営する保護者会の願いは、同一内容同一サービスで運営されることでした。最近の茅ヶ崎市内の学童保育は、英語やスポーツ、塾が運営する学童保育があり、今後はいろいろな分野に特化した学童保育の事業が、増えていくのではと思います。

(2)長期休暇対策事業

昨年度に引き続き、今年度も新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、様々な感染症対策を講じた上でスクールを運営しました。また、プログラムにおいても、新型コロナウイルス感染症拡大リスクの少ないプログラムを計画する等、例年の内容を見直して実施しました。

夏休み期間中のサマースクールは、昨年度から、保護者の就労状況等に応じて点数化し、より保育を必要とする家庭の児童から順に受け入れるための利用審査を実施していますが、今年度も定員に達することはありませんでした。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、保護者のリモートワークが増えたことや、感染リスクのある集団生活への参加を控えたこと等が要因として考えられます。今後も感染状況に合わせて、サマースクールの利用審査や申込方法について検討し、運営していきます。

来年度以降も新型コロナウイルス感染症をはじめ、様々な社会状況を鑑み、その時々に応じた柔軟な対応が求められると考えます。児童の衛生面や安全面にはこれまで以上に配慮するとともに、児童同士の交流や仲間づくり、心理的な寄り添い等、児童の内外を通した個々のサポートができるよう、職員や事業内容の質の向上、環境の整備を行い、今後も本事業を通して子どもたち一人一人の居場所作りに努めます。

(3)放課後児童の交流事業

令和3年度については、茅ヶ崎市の厳しい財政状況等を踏まえ、実施を見送ることとなりました。令和4年度以降の開催についても、再開の目途はたっていません。

(4)保育園事業

新型コロナウイルス感染症のまん延で、拡大防止策による登園自粛要請が8月~9月、2月~3月の2回の依頼がありました。自粛の協力をしてくれる家庭がほとんどでしたが、長期にわたる協力はなかなかできないものです。職員の家族が新型コロナウイルス感染症にり患し、濃厚接触者の対応を取らざるを得なくなり、休職要請も実施しました。園児がり患することは無かったので、休園になることはありませんでしたが、感染防止策を取りながらの保育は、積極的な保育園活動は望めないものがあります。例年実施していた「こいのぼり会」等の季節行事や伝承行事等の一連の行事は、今年度も新型コロナウイルス感染症対策のため園児と職員だけでの実施が主となりました。

(5)教育事業(学研)

新型コロナウイルス感染拡大防止対策を取りつつ、「学びを止めない」ことを目標に運営しました。当初順調に対面学習を行ってきましたが、年が明けてから徐々に学級閉鎖が増えたため、教室学習ができない会員に対し、Zoomによるオンライン学習や補講による「学び」を提供しました。昨年度は学習意欲や集中力の低下、宿題習慣の乱れなどが見られましたが、対面学習を概ね確保できたことで、全体的に落ち着いた学習ができました。長く続くコロナ禍の環境に会員も保護者も慣れ、適度な息抜きができていることも会員の精神的な安定に繋がっていると考えます。

2 利用児童の概況

(1)放課後児童健全育成事業(別表1~3)

今年度から利用児童の状況は、茅ヶ崎市児童クラブの指定管理者運営事業者分の2ブロック10児童クラブと委託事業の2児童クラブ、学童保育所事業の1児童クラブの利用児童で、当会が把握している状況の集計データになります。概ね9月、10月の児童数が平均児童数の数値で、過年度と同じような状況になっています。学年ごとの割合についても同様です。在籍率については、令和2年度と比較すると15%程度落ち込んでいます。明らかに年度の途中で退所している児童が増加しています。

(2)長期休暇対策事業(別表5)

長期休暇対策事業は、今年度で8年目となりました。新型コロナウイルス感染症の影響でスクールの定員は見直し、スプリングスクール40名、サマースクールは前年度から30名減の東海岸教室60名・鶴嶺教室30名、ウィンタースクール40名で募集し開催しました。

スプリングスクール第Ⅱ期は、児童19名が利用しました。
スプリングスクール第Ⅰ期は、児童25名が利用しました。
サマースクールは、東海岸教室44名、鶴嶺教室13名の合計57名が利用しました。
ウィンタースクールは、児童32名の利用がありました。

今年度は初めて男女で集計しました。どの回も女子の利用が多い状況です。

(3)保育園事業(別表4)

進級児3名と新入児2名を迎え、1歳児1名、2歳児4名の全員地域枠利用児5名でスタートしました。利用児童が少なく不安な年度初めでしたが、3月には10名の利用数になり、例年と同じような人数で年度末を迎えることができました。卒園児は3名が幼稚園へ進級、1名が連携園へ進級しました。

(4)教育事業(学研)

会員数の動きは、14~16名で多少の増減があるものの安定した人数を確保できました。これまで児童クラブ以外からの入会者がほとんどでしたが、東海岸児童クラブ、茅ヶ崎児童クラブ、南地区児童クラブの在籍児童や退所者からの入会が増えました。入塾は低年齢化しており、クラブ→学研→クラブというように、学習後にクラブに戻れる利便性や安全性、当会が運営している学研教室という点において、保護者の安心感も得られていると考えます。

3 職員の概況

(1)放課後児童健全育成事業(別表7)

放課後児童健全育成事業の職員は、児童クラブ、長期休暇対策事業及び事務局を含め、63名の職員に新たに2名の常勤職員を加えてスタートしました。児童クラブに限らず法人全体で離職率が高くなっています。事務局のパート職員3名の離職者は、2名は短時間常勤職員に雇用形態を変更し、1名は異動となっています。児童クラブ及び長期休暇対策事業の常勤職員は6名が退職となっています。約5割が入れ替えになっていますから、このペースで2年経過すると全員入れ替わり、両部門の質の維持が難しい状況になります。ほとんどのパート職員は児童クラブで勤務していますから、パート職員で児童クラブの質の維持を保っている状況になります。

(2)保育園事業

保育園事業は、7年目を迎え常勤職員3名(新採用職員1名)とパート職員5名の8名でスタートしました。新採用は4月と5月採用の常勤職員2名で、2名の常勤職員は、8月で1名退職し、残り1名は12月末でパート職員へ雇用形態を変更し、3月末で退職になりました。今年度は、利用児童が当初から少なく、職員が過剰配置になっていましたが、パート職員2名は年度途中での退職となっています。職員の定着が昨年同様課題であることは明白ですが、稼働日が週6日、早番・遅番の体制、研修の参加や公休・有休の取得を、無理せず実施するには常勤職員2名の増員が必要で、常勤職員6名体制にする必要があります。代替要員として、パート職員の募集をしますが、遅番早番の対応可の応募はほとんどない状態です。
次年度は業務改善等を進め、働きやすい職場に改善していく方針です。

4 運営の概況

(1)児童クラブの管理業務(別表6 事故報告書提出状況)

放課後児童健全育成事業内では、児童25件、職員6件の事故報告書が作成され、起きた事故や怪我の状況は、骨折2件、捻挫打撲17件、裂傷3件、その他3件が発生しています。職員6件のうち2件は労災の申請で、施設の施錠忘れ2件、帰宅した児童に気が付かなかった1件、捻挫1件でした。別表には記載されていませんがセコムのかけ忘れが4件あります。

(2)財務状況

令和3年度法人全体の収支状況は、以下の通りです。

【収益】
児童クラブ事業:281,819,675円
保育園事業 :17,705,605円
長期休暇対策事業: 19,604,112円
教育事業 :1,641,430円
過年度損益修正益: 2,344,890円
その他(雑収益) :627,311円    
合計: 323,743,023円

【費用】
人件費(事業): 200,835,066円
その他経費(事業): 94,359,911円
人件費(管理):33,578,893円
その他経費(事業):14,672,950円
過年度損益修正損:5,261円         
合計:343,452,081円

【正味財産増減額】
△19,709,058円

一般正味財産期首残高72,995,965円に正味財産増減額が加算され、
53,286,907円が、次年度に繰り越されます。

明らかに児童クラブ部門の縮小となっている感は否めません。強制的な児童クラブ部門の縮小は、徹底した無駄を省くことや効率的な運営を追求し、健全な財務体質の強化を進めていく取組みを、定着させ着実に達成していかなければなりません。
保育園事業は、赤字体質の解消が明確な目標です。黒字体質に転換し、公定価格の単価が高い0歳児の受け入れも、積極的に進めていく考えです。

第2 管理業務の状況

1 役員等の変更

・理事の退任1名がありましたが、補充はしていません。

2 登記事務

・3月1日付で本店移転の登記を実施しました。

3 会議等

(1)総会

・第17回定期総会
開 催 日:令和3年6月20日(日)
場所:NTT東日本茅ヶ崎ビル 第1教室
議決事項:
第1号議案 令和2年度事業及び活動報告承認に関する件
第2号議案 令和2年度決算報告承認に関する件
第3号議案 役員の選任に関する件
第4号議案 令和3年度経営方針及び運営方針承認に関する件
第5号議案 令和3年度事業計画承認に関する件
第6号議案 令和3年度予算承認に関する件

(2)理事会

本年度理事会を、別表8のとおり開催しました。

第3 事業の状況

1 放課後児童健全育成事業に関する事業

(1)放課後児童健全育成事業

内容
日時:通年
内容:放課後児童の健全育成
場所:市内9学区
対象者数:9小学校区在籍児童とし、受益対象者延べ8,642名
支出額:243,355,035円

〇事業の成果
保護者が就労等により昼間家庭にいない小学校児童の授業終了後、適切な遊び
及び生活の場を与え、その健全な育成を図ることができました。

(2)職員の研修に関する事業(放課後児童健全育成事業)

〇内容
日時:通年
内容:関連団体等の研修に参加
場所:関連団体等の施設
対象者数:延べ455名
支出額:1,325,313円

〇事業の成果
今年度も職員対象に別表9の受講状況に示すとおり研修に参加しました。研修は新型コロナウイルス感染症の影響を受け、外部団体主催の研修は、オンラインでの実施が大半を占め、法人主催の研修は感染拡大防止対策を実施しながらの研修になりました。

(3)長期休暇対策事業

〇内容
日時:
スプリングスクール第Ⅱ期(令和3年4月1日~4月3日)
サマースクール(令和3年7月21日~8月30日)
ウィンタースクール(令和3年12月25日~令和4年1月6日)
スプリングスクール第Ⅰ期(令和4年3月26日~3月31日)
内容:高学年児童の長期休暇中の健全育成
場所:
東海岸教室(茅ヶ崎市東海岸北1-4-62NTT東日本茅ヶ崎ビル)
鶴嶺教室(鶴嶺小学校内の教室)
対象者:茅ヶ崎市内に在住する小学4~6年生
支出額:19,128,962円

〇事業の成果
春休み期間中の4月に開催したスプリングスクール第Ⅱ期は、SDGs教室を開催した他、職員が野遊び活動の講師となり、第一カッターきいろ公園で野遊びとお花見を楽しみました。
今年度のサマースクールより、保育時間を17時までとしましたが、保護者や児童にも馴染み、一人で帰宅する児童も暗くなる前に安全に帰宅できるようになりました。プログラムは通常プログラムと、オプションプログラムを設定し、保護者の希望に合わせ、利用がありました。オプションプログラムの宿泊キャンプは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、デイキャンプに変更となりました。感染拡大防止対策を万全に行い、児童の野外活動の場を確保し、自然の中で楽しく活動しました。他にも、うみかぜテラスでのスポーツレクリエーション、毎年好評である陶芸体験教室や収穫体験、新たにベネチアンガラス工作教室や創作教室を実施しました。新型コロナウイルス感染症拡大や台風の影響で、科学教室とサーフィン教室は実施できませんでしたが、日常では体験することのできないプログラムをできる限り実施し、利用してよかったと思っていただけるよう努めました。最終日には児童とサマースクールを振り返り、一人ひとりに修了証を手渡しました。今年度は通常通りの夏休み期間であった為、児童は他学校の友だちと深く関係を築くことができました。サマースクールが、児童の新たな体験、交流の場となり、健やかに成長する姿が見られました。
冬休み期間中のウィンタースクールは、クリスマス会や書初め教室、お正月お花飾り作りやお正月遊び等、年末年始ならではのプログラムを実施しました。新春デイキャンプでは、新型コロナウイルス感染拡大防止対策を講じた上で、薪割りや火起こし、メスティンでの昼食作りを行いました。
春休み期間中の3月末に開催したスプリングスクール第Ⅰ期は、SDGsについて学び、4月からのごみ有料化と合わせて改めて自分たちのくらしをみつめる時間を過ごしました。短歌教室では百人一首対戦を通して、歌に親しみました。イチゴ収穫体験に外出し、農家さんからイチゴ栽培についてのお話を伺いました。科学教室では「エネルギー」を学び、理解を深めました。

2 保育園に関する事業

(1)小規模型事業所内保育所 「 かもめ保育園 」 の運営

〇内容
日時:通年
内容:職員の子ども及び地域の子どもの保育
場所:茅ヶ崎市東海岸南2-6-14長尾ビル
対象者数:職員の子ども0名、地域の子ども10名
支 出 額:30,383,282円

〇事業の成果
南地区児童クラブや「ちびっ子クローバー」での地域との交流は、新型コロナウイルス感染症のまん延防止のため、開催は見送りました。連携園とは、第3公園・第6公園及びはまかぜ公園で活動場所がかさなり、今年度は9回一緒に交流をしました。7月13日には事前打ち合わせをし、11月24日茅ヶ崎公園で交流を実施しました。

3 教育に関する事業

(1)学研教室の運営

〇内容
日時:通年
内容:幼児・小学生向けの国語、算数、英語学習の提供
場所:茅ヶ崎市東海岸南2-6-14長尾ビル
対象者:地域の児童
支出額:1,852,594円

〇事業の成果
週2回の学習の他、令和3年度は3回のテスト(あすがく2回・全国共通テスト1回)を実施しました。結果は保護者面談などでフィードバックし、現在の理解度や課題点、今後の学習計画を説明しました。面談は年2回の希望制で行い、学習面や家庭での様子、テスト結果などの情報交換をしました。保護者とコミュニケーションを図り、関係を構築したり連携したりすることも面談の目的の一つのため、できるだけ保護者の話に傾聴することを心がけました。 通常の学習以外に、学びの一環としてコロナ禍でも楽しめることはないか考え、会員に1枚ずつカルタの作成をしてもらいました。特に大がかりな催しではありませんでしたが、読み札の文を考え、文にあった絵札を作る様子は思いの外楽しそうで、その笑顔に喜びを感じました。仕上がったカルタは、少人数でカルタ大会を実施したり、教室だよりで紹介したりして、作品を皆で楽しみました。

4 コミュニティ保育推進事業

(1)コミュニティ保育 「 ほっとカフェ 」 の運営

〇内容
日時:令和3年7月~令和4年3月
内容:地域のコミュニティ保育の推進
場所:茅ヶ崎市東海岸南2-6-14長尾ビル
対象者:地域の乳幼児
支出額:66,468円

〇事業の成果
新型コロナウイルス感染症のまん延防止で4月~6月は開催を見送りました。7月から再開しましたが7月の参加者はなく、8月から3月までの後半は21組23名の参加がありました。今後も乳幼児とその保護者が安心して過ごすことができる居場所づくりを目指し、来年度からは「かもめ保育園」の地域の子育て支援の一環として、地域の状況を見ながら対応する考えです。

5 新規事業の開発

(1)新規事業の企画及び試行

放課後児童健全育成事業に頼らない運営をするため、様々な新規事業の開発目的のための予算です。今年度は、新規に開設する「学童保育晴れハレ」に要した、情報収集や調整のための支出です。
支出額:408,676円