子どもたちに自然の素晴らしさを伝えたい!
非日常の環境でいろいろなことを学んでほしい!
そんな想いから昨年の夏休みに児童クラブに在籍している児童を対象にキャンプ体験を実施しました。
そして今年も子どもたちにとってより良いキャンプにするため、事前下見を兼ねて職員のキャンプ研修を実施しました。
場所は神奈川県山北町にある西丹沢大滝キャンプ場です。
より多くの職員に参加していただくため、2週に分かれて行いました。
今回の研修には新入職員も参加したため、まずは自己紹介からスタートです。「実は...〇〇自己紹介」でお互いの意外な特技などを知り、親睦を深めました。
続いて自分たちの拠点となるテント設営です。テントを設営するのが初めての職員も多く、苦戦しながらもみんなで声を掛け合いながら協力して完成させることができました。
火の燃料となる薪や工作の材料となる竹を使いやすいサイズにするため、ナタやノコギリを使って薪割りや竹割りを行いました。道具の安全な使い方や子どもたちに指導する際の注意点などを職員同士で共有しながら行いました。
マスつかみどりでは、川の冷たさを改めて痛感しました。これも自然の学びです。また、放流した魚を素手で捕まえるという非日常も経験しました。
夕食作りでは炊き込み(混ぜ込み)ご飯、味噌汁、そして自分たちで捕まえたマスのホイル焼きを作りました。普段は炊飯器のボタン一つで出来上がるご飯も釜で作るとなると火加減の調節が難しく、焦げてしまうハプニングも...。
それでも試行錯誤しながらみんなで協力して作った夕食は、苦労も飛んでいってしまうほどおいしいものとなりました。
日が暮れてからはキャンプの醍醐味であるキャンプファイヤーです。燃え上がる炎を前にしてみんなでキャンプファイヤーソングを歌い、子どもたちでも簡単にできるゲームで盛り上がりました。また、職員ひとりひとりにこの仕事のやりがいやこれからの抱負を話してもらい、火を囲みながら語らいました。
朝食はホットドッグを作りました。ホットドッグをアルミホイルで2重に巻き、牛乳パックに入れて牛乳パック自体に火をつけて後はパックが燃え尽きるまで待てば完成です。ホカホカのおいしいホットドッグになりました。
ハイキングでは、国の天然記念物である箒(ほうき)杉や高さ10mから流れ落ちる滝を見られる2コースを下見しました。両コースとも目標となるものがあるので、子どもたちにとっても達成感があると思います。ただし、にわか雨の後のハイキングということもあり、路面は滑りやすく当日は注意が必要です。また、滝のコースでは低学年の子どもたちが歩くには多少危険な箇所もあったので、高学年の児童向けではありましたが、引率に注意が必要ということを認識できました。
生き物探しにも挑戦し、大の大人が無我夢中になって探しました。おたまじゃくしや小さなエビ、珍しいカエルなど水中の生き物をたくさん見つけることができ、当日は子どもたちが目を輝かせて探す光景が今からでも目に浮かびます。
その他の時間も子どもたちが楽しめるようなレクリエーションを考えてみんなで体験しました。また、当日安全に実施するために注意しなければならないことなどを随時話し合い、共有・確認しました。
2週に分けて実施した今回の研修は天気にも恵まれ、とても有意義なものとなりました。職員自身が知らないことは子どもたちにも伝えることができません。まずは職員自身が体験してみて、その体験を通して子どもたちにとっていかに楽しく、大きな事故やケガのないキャンプにしてあげられるか。当日を迎えるまでに職員一同、今回のキャンプ研修を糧に再度検討していきたいと思います。
今年度のキャンプについては後日、クラブなどを通してご案内いたします。
皆様のご参加をお待ちしております!
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茅ヶ崎市からの委託で、指定管理者として公設の児童クラブの管理・運営を行っています。その他にも、小学校高学年のための長期休暇中のサポートや、土日の体験教室開講など、子どもたちがほっとできる居場所づくりに取り組んでいます。