子どもたちに自然の素晴らしさを伝えたい!
非日常の環境でいろいろなことを学んでほしい!
そんな想いをもって神奈川県山北町の西丹沢大滝キャンプ場にて事前下見を兼ねて、1泊2日の職員の野外活動研修を実施しました。
新型コロナウィルス感染症対策で、2年間実施を見送っていましたが、ようやく実施することが出来ました。
今回の研修には講師としてボーイスカウト指導者の城田様にご指導いただきました。
研修は自己紹介からスタートです。
初めて野外活動に臨む職員も多く、頑張ります!との意気込みを発表。
その後は、自然の中でできるレクリエーションを行い、親睦を深めました。
テントの設営では、みんなで協力して完成させることができました。
午後はキャンプ場内の活動場所や危険箇所を実際に歩きながら、危険予知トレーニング(KYT)を行いました。
予想される活動中の危険からどのように事故を防ぐ方法を考えました。
次はロープワークです。
様々なロープの使い方や結び方を学ぶことで、野外活動中での活用や、事故が起こった際の救助に役立てることができます。
山の天候は変わりやすく、途中に何度も強い雨が降ってきましたが、すぐに晴れ間が出て、川に入ることができました。
次は、河原でかまどを造り、バームクーヘン作りに挑戦しました。
2班に分かれて、それぞれ役割分担を決めていきます。
火起こしはまず薪割りに取り掛かります。初めて挑戦する職員も正しいナタの使い方を学ぶことができました。
最初はかまどの作り方も分からず苦戦しましたが、
「風向きを考え、空気がよく入るようにかまどをつくると火が起きやすい」
という城田様のアドバイスをいただき、火を起こすことができました。
一層ずつ丁寧に、繰り返し生地を重ねて焼いていくのですが、この作業がとても地道です。
惜しくも1つは失敗。
残りの1つは綺麗な層ができて、とっても美味しく出来上がりました。
なんと約3時間かけた大作です。
今後、子どもたちと作るプログラムとするかは、担当職員で検討して行く予定です。
夕食は、野菜たっぷりのミネストローネとメスティンを使って牛丼と親子丼を作りました。
雨が降った後の山中は肌寒く、温かい食事が1日の疲れを吹き飛ばしてくれました。
夕食後はキャンプファイヤーを行いました。
燃え上がる炎を前にみんなでキャンプファイヤーソングを歌いました。
その後はレクリエーションで盛り上がりました。
1日の締めくくりとして、ナイトウォークに出発!
目指すは、国の天然記念物である箒杉です。
今度は子どもたちと一緒に見に行きたいと思います!
2日目の朝食はホットドッグを作りました。
アルミホイルで巻き、牛乳パックに火をつけて、パックが燃え尽きるまで待ちます。ホカホカのおいしいホットドッグが出来上がりました。
大自然に囲まれての朝食はとても気持ちの良い時間でした。
研修の最後はハイキングです。
県立西丹沢ビジターセンターから出発です。
道中は、狭い道や険しい道が多く、児童を引率するにはとても注意が必要です。
危険箇所を意識しながら歩くことができました。
みんなで励まし合いながらたどり着いた大きな滝は、迫力満点でした。
2日間を通して学んだことは「準備がすべて」ということ。
準備があれば、いかなる変化でさえも自然の良さと捉えて楽しむことができます。
まさに"備えあれば患いなし"ですね!
自然は私たち人間に様々なことを教えてくれます。
野外での活動を通して子どもたちが、のびのび過ごし、そして全力で遊び、「生きる力」を身に付けてもらえるように職員一同、今回のキャンプ研修を糧に、企画を行っていきたいと思います。
子どもたちと一緒に活動できる日を楽しみにしております!
- 法人から
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茅ヶ崎市からの委託で、指定管理者として公設の児童クラブの管理・運営を行っています。その他にも、小学校高学年のための長期休暇中のサポートや、土日の体験教室開講など、子どもたちがほっとできる居場所づくりに取り組んでいます。