当会では、毎年夏に自然豊かな神奈川県山北町の西丹沢大滝キャンプ場で、小学生を対象としたサマーキャンプを実施しています。

サマーキャンプで子どもたちが楽しく安全に過ごせるよう、引率担当の職員は事前に現地で研修を実施しています。

今年は、季節外れの台風の影響で西丹沢大滝キャンプ場が閉鎖することになったため、予定を変更し茅ヶ崎市内の事務所内と柳島キャンプ場を使った研修を行いました。

講師には昨年に引き続きボーイスカウトの城田様にご指導していただきました。

自己紹介と今回の研修での目標を宣言して研修開始。
まずは各自持ち寄ったレクリエーションを体験しました。
座りながら出来る簡単なものから体を動かすもの、チーム対抗で行うもの等様々な種類があり、キャンプで行うだけではなくクラブでの保育でも使えそうなレクリエーションを学ぶ事が出来ました。

場が和んだところで城田様よりキャンプでの薪割りと野外料理における危険を想定しその対策を立てるというKYT(危険予知トレーニング)を行いました。

日常とは異なる空間で活動するキャンプにおいて「想定外」は許されないとして、図や写真を見ながら実際に起こりうる危険とその対策について活発に意見を出し合いました。

その後はロープワーク、薪割り、竹串づくり、テントの設営などを行い、最後にキャンプファイヤーの予行練習をして一日目は終了しました。

ロープワークの基本となる「もやい結び」久しぶりで忘れてしまった職員も?

薪割りは薪の筋を読み、逆らわずに水平に鉈を入れることも上手に割るコツです。

テント設営も初めてという職員たちで組み立ててみます。


2日目は場所を移して柳島キャンプ場へ。火起こしに始まり炊飯や魚の内臓取りを行いました。キャンプ未経験の職員も経験済みの職員から教わりながら一つ一つ体験し学んでいきました。

薪の組み方から、風の扇ぎ方にもコツがある火起こし。

昨年はメスティンで個別に調理していた炊飯も今年は大きな釜で行う予定です。

本番ではマスを使いますが、今回はアジで代用しました。

そして全員で協力し出来上がったものを昼食として美味しくいただきました。

研修の最後には再びKYT(危険予知トレーニング)を行いキャンプ全体における危険やトラブルを考えだし、その対策についてディスカッションを行いました。

2日間のキャンプ研修では、各作業のスキルや、あらゆる場面を想定し「準備することの大切さ」を学びました。

サマーキャンプ本番に向けて、現地の下見や職員同士の打合せを重ね、万全の体制で子どもたちを迎えられるよう準備を進めてゆきたいと思います。

皆様のご参加をお待ちしております。

法人から

茅ヶ崎市からの委託で、指定管理者として公設の児童クラブの管理・運営を行っています。その他にも、小学校高学年のための長期休暇中のサポートや、土日の体験教室開講など、子どもたちがほっとできる居場所づくりに取り組んでいます。

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